【中山記念2023特集】レースの概要や過去の傾向を分析

2月26日(日)にいよいよ迫った中山記念2023。

この記事では中山記念2023の勝敗予想記事に先駆けて、中山記念の概要や過去の傾向を紹介、分析し「初めて中山記念で馬券を購入する」という競馬初心者や「改めて中山記念の特徴を確認しておきたい」という競馬中級者のためのお役立ち情報を提供します。

競馬で勝つためには信頼できる予想サイトを見つけるだけでなく、自分で予想するための基礎的な知識も必要です。

この記事では中山記念で勝つために必要となる、基本的な知識をおさらいします。

目次

中山記念の概要は

「中山記念」とは中山競馬場で行われる中央競馬の重賞レースです。
格付はGⅡとなります。

コースは芝1800mを使用し、出場する馬は4歳以上、重量は別定です。

中山記念の概要
競馬場コース出場馬重量
中山競馬場芝1800m4歳以上別定

中山記念は大阪杯(GⅠ)へのステップ競走に指定されており、1着馬には大阪杯への優先出走権が与えられます。

春のGⅠ戦線を目指す有力馬達の前哨戦としての位置付けや、3月末のドバイ国際競走、4月末の香港・クイーンエリザベスⅡ世カップといった海外のレースを目指す実績馬の始動戦といった側面もある重要なレースです。

中山記念自体はGⅡレースでありながらも多くのGⅠ馬が出場する注目度の高いレースです。
中山記念を皮切りに春の重要レースが開催されていくため、それぞれの馬の今季のコンディションを確認するという意味でも大切なレースです。

中山記念には参加をしないという方でも、後からレース動画の確認をしておくことをおすすめします。

中山記念の過去の傾向――2022年はパンサラッサが勝利

中山記念は春のGⅠ戦線に向けて有力馬が第1戦として使うことも多いレースです。
そのため実績のある馬の勝利が多く、実績の無い馬が勝つことは難しい傾向にあります。

2022年の中山記念ではパンサラッサが1着となり、勝ちタイムは1:46.4でした。
パンサラッサの通算成績は24戦6勝 [6-6-0-12]で、獲得賞金は3億170万円(中央)です。(2023年2月現在の情報です)

パンサラッサは芝への適性が高く、重馬場も得意としています。
2022年の中山記念は晴れて良馬場でした。芝への適性の高さが勝利へと繋がったのでしょう。

過去5年の優勝馬データ
開催日優勝馬性齢勝ちタイム騎手
第96回2022年2月27日パンサラッサ牡51:46.4吉田豊
第95回2021年2月28日ヒシイグアス牡51:44.9松山弘平
第94回2020年3月1日ダノンキングリー牡41:46.3横山典弘
第93回2019年2月24日ウインブライト牡51:45.5松岡正海
第92回2018年2月25日ウインブライト牡41:47.6松岡正海

この5年では牡馬の勝利が目立っています。
勝ちタイムは1:45前後となるでしょう。

中でも目立つのがウインブライトの2年連続優勝です。
ウインブライトも2022年の優勝馬パンサラッサ同様、芝への適性が高い馬です。

2023年もパンサラッサが出場するのであれば、連続勝利の可能性も否定できないでしょう。

中山競馬場の馬場傾向は

中山記念で使用される芝1800mのコースは、その名の通り芝のコースです。

正面スタンド前直線の半ばからスタートし、ゲートオープン後はすぐに急坂が迫ります。
仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンあり、Aコース時であれば第1コーナーまでの距離は約205mです。

第2コーナー入り口付近まで上り坂が続き、第3~第4コーナーは下り坂となります。
コース全体の高低差が5.3mと非常に大きく、JRA全10場の中でも最大の高低差です。

最後の直線距離は310mと非常に短い上、ゴール前には高低差約2.2mの急坂もあります。
総じてスピードの出しにくいコースで、先行馬有利となりがちです。

枠順では内枠が僅かに好成績の傾向があり、また、逃げ・先行が有利なコースです。
1800mの中に4つのコーナーがあるため小回りで、スタート直後の直線で先頭につけない場合、その後のコーナーで最短距離を走ることができずスタミナのかかる苦戦を強いられます。

中山記念で有利な馬の傾向
  • 内枠が僅かに好成績の傾向
  • 先行馬有利
  • 逃げ有利

中山記念2023開催日の天気予報は

中山記念2023が開催される2月26日の中山競馬場の天気予報は晴れとなっています。(2月19日現在)

良馬場が予測されるため、重馬場への適性はあまり気にせず予想することが可能でしょう。
ただし気を付けたいのが前日25日の雨予報です。
夜中のうちには雨は止む予報で、レースの開始時刻は15:45ですから芝は乾いている可能性が高いですが、前日の雨がずれ込むと、馬場の状態が変わる可能性があります

レース直前まで天気予報を注視し、重馬場への適性のある馬のチェックも念のためにやや入念に行っておくと良いかと考えられます。

レース当日、その場での天気が良くても雨が何時頃まで続いたかを確認し、表面上だけではない馬場の状態を見定めることが大切です。

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