■■中山競馬場の特徴と攻略方法をわかりやすく徹底解説!

競馬ファンの皆様ははもちろん、普段競馬を見ない人も注目する年末の風物詩、有馬記念がおこなわれる競馬場が中山競馬場です。東京競馬場と比較をすると小回りコースになりますが、最後の直線にある上り坂は中山競馬場の名物になっています。

この記事は、中山競馬場の特徴と攻略方法を解説していきます。競馬ファンの方々はもちろん、競馬初心者の方にも役立つ内容になっています。

東京競馬場の攻略方法はこちら

この記事でわかること

【中山競馬場の概要】

中山競馬場の芝・ダート・障害コースの情報を簡単に説明していきます。実際には使用されていない距離もありますが、今後のためにも設定コースは掲載しています。

■芝のコース情報

周回:右回り

直線距離:310m

高低差:5.3m

発走距離:

・内回り

1800m、2000m、2500m、3200m、3600m

・外回り

1200m、1600m、2200m、2600m、4000m

コース種類:

:内回り

・Aコース 1周距離 1667.1m 幅 20m~32m

・Bコース 1周距離 1686.0m 幅 17m~29m

・Cコース 1周距離 1704.8m 幅 14m~26m

:外回り

・Aコース 1周距離 1839.7m 幅 24m~32m

・Bコース 1周距離 1858.5m 幅 21m~29m

・Cコース 1周距離 1877.3m 幅 18m~26m

■ダートのコース情報

周回:右回り

直線距離:308m

高低差:4.5m

発走距離:

1000m、1200m、1700m、1800m、2400m、2500m

コース種類:

・1周距離 1493m 幅 20m~25m

■障害のコース情報

周回:右回り

高低差:

・1号坂路 長さ78m 高さ3.57m

・2号坂路 長さ113m 高さ5.30m

・3号坂路 長さ92m 高さ4.74m

発走距離:

・芝内回り 2710m、3210m、3570m、4100m

・芝外回り 3030m、3350m、3370m、4250m、4260m

・ダート 2700m、2880m、3200m

障害の種類:

・1号障害 水ごう 高さ1.2m

・2号障害 いけ垣片面飛越 高さ 1.4m

・3号障害 いけ垣片面飛越 高さ 1.4m

・4号障害 竹柵片面飛越 高さ 1.2m~1.3m

・5号障害 いけ垣両面飛越 高さ 1.4m

・6号障害 大竹柵片面飛越 高さ 1.6m

・7号障害 大いけ垣片面飛越 高さ 1.6m

・8、9号障害 ハードル片面飛越 高さ 1.3m

・10号障害 ハードル片面飛越 高さ 1.2m

【中山競馬場で開催されるGIレース】

2023年度におこなわれる中央競馬のGIレースは26レースありますが、中山競馬場で開催されるGIレースは6レースです。

ここでは中山競馬場で開催されているレース名を紹介していきます。

・中山グランドジャンプ :障害4250m

・皐月賞 :芝2000m

・スプリンターズS :芝1200m

・中山大障害 :障害4100m

・有馬記念 :芝2500m

・ホープフル :芝2000m

【中山競馬場で開催されるレースの距離と特徴】

中山競馬場で使用中のコースは芝8種類、ダート4種類、障害7種類です。ここでは、各コースの特徴と攻略のポイントを簡単に解説していきます。

■芝1200m(外)

中山芝1200mはスプリンターズSがおこなわれているコースです。2コーナー後の向こう正面がスタート地点になっています。

スタート地点から下り坂なので序盤からペースが速くなるので、オーバーペースになりますいのが特徴です。巣最終コーナーの位置取りと上り坂が勝負のポイントになります。

■芝1600m(外)

1コーナー横のポケット付近からスタートします。内枠が有利なコースで、基本的に逃げ・先行馬が有利です。

レース攻略のポイントは、出走馬の脚質に注目することになります。ハイペースなら差し・追込みで、スローペースやミドルペースなら逃げ・先行馬に注目です。

■芝1800m(内)

スタンド前のからスタートする中山芝1800mは200m上り坂直線があるので、ゆったりとしたペースになりやすいのが特徴です。外枠の馬は1コーナーで大外に振られてしまい、距離面でのロスが大きくなります。

レース攻略のポイントは向こう正面のペース次第で変わりますが、基本的に先行タイプの馬が有利になる傾向があります。

■芝2000m(内)

皐月賞とホープフルステークスがおこなわれている中山芝2000mは、4コーナーの終わりでもある最後の直線からスタートします。スタートが上り坂なのでペースは速くはありませんが、1コーナーの位置取り争いが激しくなるのが特徴です。

芝1800mと比較すると距離は200mの違いですが、ペースに関係なく差し・追込みタイプの馬が有利になります。最終コーナーを有利にするために、早めに動く馬も多いので混戦の中から抜け出せる馬にも注目です。

■芝2200m(外)

芝2200mは直線入口の後方からスタートをするので、比較的ゆったりとしたペースになります。外回りを使用しているので全体的にコースが緩い傾向があります。

枠順的な有利不利はありませんが、スタート後の直線でスピードに乗れる馬が有利に展開できます。先行有利に感じるコースですが、3コーナー以降が緩いので差し・追込み馬にもチャンスがあります。

■芝2500m(内)

中山芝2500mは競馬ファンだけでなく世間的にも注目される有馬記念が開催されるコースで、外回り3コーナー手前からスタートします。

最初のスタンド前直線でペースが落ち着くのでそれぞれの脚質にあった位置取りを取りやすい一方、かかりやすい馬には厳しい展開になることもあります。基本的に内枠で、後入れになる偶数番が有利です。

■芝 3200m(外→内)

中山芝3200mは、基本的に使用していないコースです。2003年のダイヤモンドステークスは、東京競馬場改装を理由に使用されています。

レアなケースなので攻略ポイントはありませんが、このレースは雨天の重馬場と会場変更を理由に荒れた結果になりました。会場変更は予想が難しくなるという教訓になります。

■芝3600m(内)

スタンド前直線がスタートになる中山芝3600mは、ステイヤーズステークス限定のコースです。現在JRAの平場で開催されている最長距離のコースになります。

長距離なので現在の競馬では活躍の場が減少しているステイヤータイプの馬に注目できるレースです。長距離コースだけに馬のスタミナと騎手の実力が試されるレースになります。

■ダート1200m

向こう正面引き込みの芝からスタートするだけでなく、下り坂のためスタートからハイペースになりやすいコースです。枠順的には芝を長く走れる中~外枠が有利になります。

基本は先行タイプの馬が有利になりますが、出走馬の脚質タイプによってペースや有利な脚質が変わります。出馬表や過去のレースで展開を読むのがポイントです。

■ダート1800m

スタンド前の直線入口からスタートする中山ダート1800mは、中央競馬全10会場の中で最も高低差のあるダートコースになります。波乱が起きやすいことで知られています。

コースの形状から考えると逃げ・先行タイプが有利に見えますが、近年の結果を見ると差し・追込みが決まるケースもあるので難しいコースのひとつになります。

■ダート2400m

向こう正面中間地点からスタートする中山ダート2400mは、1コーナーまでの距離が短いので逃げ・先行馬は内枠が有利になります。差し・追込みタイプの場合は特に枠順の影響は少ないのが特徴です。

距離だけでなく高低差もあるので、タフなレースになることも少なくありません。ペースが遅くなりすぎると早めに動く馬もいるので、スタミナと長く脚が使えるタイプにもチャンスがあります。

■ダート2500m

向こう正面中間地点から後方100mからスタートします。基本的にダート2400mと同じ展開になる傾向があります。

レース攻略のポイントは、他会場のダート2400mを経験している馬が有利になります。基本的に長距離と上り坂を理由に、タフなレースになるので力のある馬に注目です。

■障芝3210m(内)

4コーナースタンド前からスタートします。最後の直線が芝なので芝適正も必要ですが、飛越重視で考えるのが基本です。

飛越順番(坂路赤字)

1,2,3,1,4,3,5,1,2,3,1,4,3,5

■障芝3350m(外)

4コーナー過ぎがスタート地点です。最後の直線入口に障害があるので、予想が難しいコースになります。

飛越順番(坂路赤字)

1,2,3,1,4,3,5,1,2,3,1,8,9,10

■障芝3570m(内)

3コーナー寄りの障害コースから発走します。中山大障害の前哨戦限定で使用されるコースで、内枠がやや有利になります。

飛越順番(坂路赤字)

5,1,2,3,1,4,3,5,1,2,3,1,4,3,5

■障芝4100m(内)

3コーナー過ぎからスタートする中山大障害専門のコースです。飛越技術とスタミナが必要なタフなコースになります。

飛越順番(坂路赤字)

5,1,2,3,1,2,6,5,3,2,3,1,4,3,5

■障芝4250m(外)

3コーナー過ぎの障害コースから発走する中山グランドJ専門のコースです。国内最長距離の障害コースなので、スタミナ重視が基本になります。

飛越順番(坂路赤字)

5,1,2,3,1,2,6,5,3,2,7,2,3,1,8,9,10

■障ダート2880m

1コーナー過ぎからのスタートになります。未勝利戦のみのコースですが、他会場のド距離同条件戦よりもスタミナが必要です。

飛越順番(坂路赤字)

3,1,4,3,5,1,2,3,1,4,3,5

■障ダート3200m

4コーナー過ぎから発走するコースです。オープンクラスのレースに使用されるコースなので、2880mよりも差し馬にチャンスが大きくなっています。

飛越順番(坂路赤字)

1,2,3,1,4,3,5,1,2,3,1,4,3,5

【中山競馬場の攻略のまとめ】

中山競馬場は最後の直線にある坂路が有名ですが、距離によって1コーナーでの位置取りが重要になるレースも多くなります。全体的に逃げ・先行馬が有利になっているコースでも、実力のある差し馬には注意が必要です。

直線が短いので人気馬でも差し馬や追込み馬の場合は、多頭数のときはの割引が必要です。最後の直線で、外に膨らみすぎるケースやコース取りが難しくなることもあります。

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